こんにちは。
中流投太郎です。
普段はとある日系プラントエンジニアリング会社で調達の仕事をしているわけだが、最近つくづく思うのが――事務職でもプログラミングくらいできないともう生き残れないだろってこと。
別にフルスクラッチでアプリ作れとか、Webサービス作れとか、そんなことは言わない。
でも最低限Excelでマクロを組んだり、簡単な自動処理くらいはできないと、これからの時代の事務屋は完全に淘汰されるだろうなと確信している。
調達って仕事は数字との格闘
調達っていう仕事は、とにかく「数字」がすべてだ。
価格を集めて、比べて、資料にして、社内で共有して、判断して、動く――この繰り返し。
はっきり言って、データと向き合わない日なんて一日たりともない。
そして、この「データと向き合う」ってのがめんどくさい。
大量の数字をひたすらExcelにぶち込んで、ソートして、条件付きでフィルターかけて、グラフ化して――こんなことを手作業で延々やってたら、正直時間がいくらあっても足りない。
だからこそ、ちょっとした自動化が命になる。
**「この繰り返し作業、マクロにすれば一瞬じゃん」**って思えるかどうかで、事務職としてのレベルが決まるわけだ。
実態:上司も若手もITスキルが低すぎる
で、じゃあ周りの同僚や上司たちがどうかというと――これがまた驚くほどITリテラシーが低い。
特に50代以上の上司なんか、もはや「パソコンってなに? Excelって触ると壊れるんじゃないの?」みたいな感覚の人間がゴロゴロいる。
信じられないかもしれないが、これはガチだ。
そして残念なのは若手も大してできないってこと。
せいぜいSUM関数とかIF関数とか、グラフ作って「できました!」みたいなレベル感。
VLOOKUPをドヤ顔で使ってる人間がまだ現役で存在してるんだぞ?
こういう状態だから、ちょっとマクロ組めるだけで「おお、すごいね」って言われる。
いやいや、これくらいやれて当たり前だろと俺は思ってるが、日本の事務職の現実はそんなもんだ。
差をつけるなら“自動化スキル”一択
はっきり言っておく。
これからの時代、事務処理で評価される人間なんて一人もいなくなる。
そんなもんAIやRPAにやらせればいい話だ。
事務作業なんて「当たり前にできる」から評価されてきただけであって、もうその価値はどんどん落ちていく。
だから、これから必要なのは「処理能力」じゃなくて「調整力・判断力・企画力」だろ。
調達で言えば――
- プロジェクト全体の調達方針を決める
- 案件ごとの価格交渉戦略を練る
- 海外ベンダーからリアルな情報を引っ張ってくる
こういうことに時間を割くべきであって、「数字まとめる」なんてクソみたいな作業に時間使ってる場合じゃない。
「AIがあるからプログラミングなんて要らない」←その考えが一番危ない
で、最近増えてきたのがこのタイプだ。
「もうAIがあるんだから、別に自分でプログラミングなんか覚えなくても良くない?」
――甘い。マジで甘すぎる。
AIは万能じゃない。むしろ、プログラミングをある程度理解してる奴しか使いこなせない。
ChatGPTに「この作業自動化したいからコード書いて」って言えば、それっぽいものは出てくる。
でも、そのコードが正しいのか?
そのまま動かして大丈夫なのか?
エラー出たときに自分で原因突き止められるのか?
答えはNOだ。
だから最低限でも、
- AIが出したコードを読める
- 「こういうふうに直せ」と指示できる
- 自分で枠組み作ってからAIに肉付けさせる
このスキルが必要になる。
もうこれは避けて通れない時代に入ってる。
まずはExcelからで十分。マクロやれ。
じゃあ何からやればいいのか?
答えは簡単だ。まずはExcel VBAからやれ。
Pythonが~とか言う前に、毎日触るExcelでマクロを組め。
それだけで業務効率は劇的に変わる。
俺の実感で言うと――
「ちょっとマクロできるだけで、その会社で一気にIT強者扱いになる」
それくらい周りはできてない。
つまり、努力すればすぐに頭一つ抜けられるってことだ。
別に天才になれとは言わない。
だけど最低限、ルーティン作業は自動化して当たり前くらいの感覚になっておかないと、これからのサラリーマン人生、間違いなくしんどくなる。
というわけで、これからも俺は「事務屋でもITスキル必須」って声を上げ続けていく。
甘えた事務屋から順番に消えていく時代はもう始まってるからな。
調達マンは、手を動かすんじゃない。頭を使え。
以上、中流投太郎でした。
コメント