どうも、中流投太郎です。
30代になって周りを見渡すと、20代で「調達・購買」に異動や転職をしてきた後輩が増えた気がする。
確かに、調達って「未経験歓迎」の求人が多いんだよね。特別な資格がなくても入れるし、門戸は広い。でも、30代の立場からあえて言わせてもらうと、**「入るのは簡単だけど、入ってからの勉強をサボると、30代でかなりキツくなる職種」**の筆頭だと思うんだ。
今日は、調達マンとして生き残るために、20代のうちに最低限やっておきたい「学び」について、主観を交えてまとめてみた。
1.なぜ「入ってからの勉強」が必須なのか
20代のうちは、上司から振られた発注業務をこなしたり、納期を調整したりする「事務的な立ち回り」だけでも、仕事をしている感は出る。
でも、30代になると求められるレベルがガラッと変わる。「いくら安くしたか」だけじゃなく、「なぜその価格が妥当なのか」「リスクをどう管理しているか」を、論理的に説明しなきゃいけない。この時、頭の中に引き出しがないと、社内からも社外からも「ただの伝言係」扱いされてしまう。それが一番辛いんだ。
2. 現場経験:理屈の前に「実物」を知る
20代のうちにやっておくべきは、とにかく「現場」を見ること。
自社の製品がどう組み立てられ、仕入先の工場でどう部品が作られているか。
教科書で「樹脂成形」と学ぶのと、実際に金型から製品が出てくる熱気を感じるのとでは、知識の深さが全然違う。現場を知っている調達マンは、交渉の時に具体的な提案ができる。これができるかどうかが、プロと素人の境目だと思う。
3. 法律関係:正直、多すぎてキツいけれど
調達に関わると、法律の知識が嫌でも必要になる。
これがまた、笑っちゃうくらい種類が多いんだよね。
* 下請法(これは避けて通れない)
* 建業法
* 印紙税法
正直、全部を完璧に暗記するのは無理。でも、「これはマズいんじゃないか?」と直感的に気づけるアンテナは、20代のうちに磨いておかないといけない。
「法律を破るつもりはなかった」では済まされないのがこの仕事。法律の海に溺れそうになるけれど、少しずつでも「自分の身を守る知識」として蓄えておこう。
4. 「原価」という共通言語を学ぶ
調達の仕事は、突き詰めれば「価値と価格のバランス」を見極めることだ。
「なんとなく10%安くして」という交渉は、20代まで。
30代からは、材料費の相場、加工にかかる時間、物流費など、**「原価の構造」**で会話ができるようになりたい。ここを勉強しておくと、仕入先とも対等に、かつ建設的な話ができるようになる。
5. 20代で「泥のように働く」時期があってもいい
今どきじゃないかもしれないけれど、20代のうちに一度くらいは、納期トラブルや品質問題で「泥臭く」動く経験をしておくといい。
無理をして体を壊すのは絶対ダメ。ダメだけど、トラブルの最前線で「どうやって着地させるか」を必死に考えた経験は、30代になった時の「折れない心」に直結する。
最後に
調達は「未経験OK」で入れるけれど、そこはゴールじゃなくてスタートライン。
30代で「この人に任せれば安心だ」と言われるためには、20代でのインプットがそのまま複利として効いてくる。
法律、原価、現場、英語、IT……。やることは山積みで、正直「あー、勉強すること多すぎ!」って投げ出したくなる日もあると思う。
でも、その知識の一つひとつが、30代になった君を助ける強力な武器になるはずだ。


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