部下へのレビューで大切にしていること|ポジティブなフィードバックの重要性

仕事

皆さんこんにちは。

中流投太郎です。

筆者は日系大手の調達部で働いているのだが、30代に差し掛かってくると、自然と部下や後輩を持つようになる。直接の部下という形でなくても、後輩のアウトプットをレビューし、それを上司に上げるといった役割を担う場面が増えてきた。いわば管理職一歩手前のポジションといえるだろう。

そんな立場になり、日々レビューやフィードバックをしていく中で強く意識していることがある。それは「まずはポジティブに伝える」という姿勢である。

周りを見てると意外とこれができてない管理職が多い。ちょっとした気遣いで部下からの評価や感じ方も変わるので是非気をつけたい事だと思う。

部下へのレビューで最も大切にしていること

まず必ず心がけているのは、成果物を受け取ったときに、まず感謝やポジティブな言葉をかけることだ。

  • 「作ってきてくれてありがとう」
  • 「よくまとまっているね」

たった一言でもいい。まず肯定的に受け止めることが何よりも大事ではないだろうか。

人は感情で動く生き物だ。せっかく作った資料を提出して、いきなり否定的なコメントばかりされれば誰だって気分は悪くなる。やる気も削がれてしまうだろう。だからこそ、最初に「良い点」を見つけて伝える。これは小さなことのようだが、メンタル面で大きな効果を持つのだ。

感情をマネジメントするということ

社会人になって思うのだが、評価や人間関係は案外「感情」で決まる部分が大きい。

「あいつは一生懸命やっている」とか「頑張っている」という印象は、数値以上に人の心に残る。

上司も部下も感情で動いている以上、その感情をマネジメントすることは重要なスキルだと思う。特に上に行けば行くほど、人の感情をうまく扱える人間が求められているのではないだろうか。

レビューの具体的なスタンス

私のレビューの基本スタンスはこうだ。

  • 方向性が大きく間違っていないか
  • 誤字脱字や最低限の体裁が整っているか

この2点さえクリアしていれば、細かい部分はあまり口を出さないようにしている。もちろん改善点は「提案」として伝える。

  • 「私だったらこう考えるかな」
  • 「この辺はこうした方が分かりやすいかもしれないね」

といった具合だ。決して押し付けではなく、あくまで本人の成長を促す視点を意識している。

かつて私自身が、細かい部分まで過剰に直されて辛かった経験がある。そのため、自分が上の立場になった今は「最低限のチェック+必要なサポート」にとどめるようにしているのだ。

過保護なフォローはしない

もう一つ大事にしているのは「過保護にフォローしすぎない」という点だ。

すべてを上司が直してしまえば、部下は育たない。だから私はあくまで最低限のケアをするに留め、最終的には本人のアウトプットを尊重するようにしている。

結論:部下をリスペクトする姿勢が最も重要

結論として、やはり大事なのは 部下をリスペクトする姿勢 ではないだろうか。

まずはポジティブに受け止め、成果物を認める。その上で最低限の修正点を伝え、あとは部下自身に任せる。

そうしたスタンスが信頼関係の構築につながり、チームの雰囲気を良くするのだと思う。

私自身、今後さらに上の立場に立ったときにも、この姿勢を忘れずにいたい。

以上

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